DMM TVのバラエティ番組「大脱出」は、様々な場所に閉じ込められた芸人たちが、謎解きや挑戦を通して脱出を目指す番組です。
サムネがクロちゃんが土に埋まっている姿ということもあり、とてもインパクトがあり気になって見た人も多いのではないでしょうか。
しかしその内容について「やらせではないか」という疑問の声も上がっているようです。
視聴者の間では、
- 「演出があっても面白い」
- 「やらせ感が気になる」
など、様々な意見があります。
番組を楽しむ上で、どこまでが演出でどこまでがリアルなのかを気にしすぎる必要はないかもしれません。
ただ私も本当のところはどうなのかやっぱり気になる人間なので今回は、DMM TVのバラエティ番組「大脱出」がやらせなのかについて見ていこうと思います。
大脱出はやらせ?疑わしいところ

まず大前提として番組の制作側も「地上波ではできないことに挑戦している」と公言しており、ある程度の演出があることは否定していません。しかし、それがどこまでを指すのかは明確にはされていません。
「大脱出」でやらせではないかと指摘されているシーンはいくつかあります。
ではここで、やらせと疑われているシーンをまとめてみようと思います。
- クロちゃんの脱出方法:
- クロちゃんが地面に埋められた状態から、犬を使って脱出するシーン。
- 犬が掘った土の量と、クロちゃんが脱出できた状況に矛盾があるという指摘があります。
- クロちゃんが最初からある程度動けるように埋められていたのではないか、という意見があります。
- 出演者の集合時間:
- 複数の出演者が別々の場所から脱出するにもかかわらず、ほぼ同時刻に集合するシーン。
- 事前にどこかで待機していたのではないか、という意見があります。
- 偶然にしてはタイミングが良すぎるという意見もあります。
- 脱出ゲームの展開:
- 脱出ゲームの展開が、あまりにも都合よく進む場面。
- スタッフの助けがあったのではないか、という意見があります。
- 脱出に必要なアイテムやヒントが、都合の良いタイミングで現れるという意見もあります。
※これらのシーンは、あくまでも視聴者からの指摘であり、番組側がやらせを認めているわけではありません。
※番組の性質上、演出とやらせの境界線は曖昧であり、視聴者の受け取り方によっても異なります。
大脱出のやらせ疑惑は本当か調査

バラエティ番組である以上、以下のような要素は含まれている可能性があります。
- 演出: 番組を面白くするために、照明、音楽、効果音などが使われています。また、脱出ゲームの難易度やヒントの出し方なども、番組の構成に合わせて調整されていると考えられます。
- 編集: 撮影された映像は、編集によってストーリーが強調されたり、テンポが調整されたりします。出演者の発言や行動も、意図的に切り取られている可能性があります。
- 台本: 出演者の大まかな役割や、番組の流れなどが台本として用意されている可能性はあります。しかし、出演者の具体的な行動や発言は、台本通りではないことが多いと考えられます。
ではそれぞれくわしく見ていきましょう。
演出の存在

バラエティ番組である以上、視聴者を楽しませるための演出は不可欠です。
「大脱出」では、クロちゃんの過激な企画における安全対策、出演者の心理的な動揺を促すための照明や音響効果、脱出ゲームを盛り上げるためのドラマチックなBGMなどが使われています。
また、脱出ゲームの難易度やヒントの出し方なども、番組の構成に合わせて調整されていると考えられます。
これらの演出は、番組のリアリティを損なうことなく、視聴者の没入感を高めるために必要なものでしょう。
編集

出演者のクロちゃんをはじめ、それぞれ演者のキャラクターを強調するための演出や編集が行われていますよね。
「大脱出」では、クロちゃんのリアクションや出演者の脱出劇を、視聴者が最も楽しめるように編集しています。
例えば、クロちゃんのコミカルな言動を強調したり、脱出の緊迫感を高めるために効果音やスローモーション映像を挿入したりしています。また、複数のカメラで撮影された映像を組み合わせることで、視聴者にはその場面の臨場感を味わえるように工夫しているように感じました。
台本:脱出に関するルール

番組の企画をした藤井健太郎さんが、「大脱出」の企画に関して、演者を誘導するために明確なルールを定めていると発言されています。
「大脱出」の脱出ゲームには、単に閉じ込められた場所から脱出するだけでなく、様々なルールが設けられています。
例えば、脱出に使える道具やヒントの数、脱出までの制限時間などが設定されています。
これらのルールは、出演者の能力や個性を引き出すためのものであり、番組の面白さを高めるためのものでしょう。また、ルールがあることで、視聴者は出演者と一緒に脱出ゲームに挑戦しているような感覚を味わえます。
大脱出はやらせ感はさほどない

この番組ではあくまで完全な「ヤラセ」ではなく「演出や編集」という部分が大きいのではないでしょうか。
上記の要素を踏まえると、DMM TVの「大脱出」も、完全な「やらせ」ではなく、演出や編集によって面白さを高めている と感じました。
もちろんバラエティ番組の中には「明らかにおかしいでしょ」という部分もあるのが普通ですが、「注目を集めても視聴者を裏切っては意味がない」とプロデューサーの佐久間宣行さんや藤井健太郎さんが話しているため、他番組よりも信頼できる番組ではないかなと感じます。
出演者のリアクションや脱出ゲームの展開自体は、ある程度リアルである可能性が高いですが、番組としてのエンターテイメント性を追求するために、様々な工夫が凝らされているはずです。
視聴者は、これらの要素を理解した上で、番組を楽しむことが大切ですね。